ストーリー丸石伸一 中村有紀子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

グラウンドは判断の宝庫だ。何を投げ込むか、どこで打つか、いつ走るのか。自分自身で考え、動く。磨いてきた力を試す、夏がきた。 追い込まれた場面で、ベンチが出す配球のサインは、もうない。釧路湖陵のエース佐藤士月選手(3年)は、自分で考えた球種を、最適と思うコースへ投げる。 大川健太監督(36)がサインを送らなくなったきっかけは、帰省した元主将からのLINEだった。 「正直、監督の熱量と生徒の熱量が合ってるように思えない」「人格形成について、先生は結果以外で何を目指しているのかが知りたい」。そう書いてあった。 ここで6年前から指導している。野球を通した「人間形成」に力を入れた。それぞれ未熟さを自覚し、謙虚に学ぶ。グラウンド外でも徹底し、「応援されるチーム」にしたい。 選手が毎日つける日誌に目を通し、週に1度、助言を書き入れる。コミュニケーションを欠かさない丁寧な指導で、「素直で一生懸命やる子」たちが育った。 ところが、勝てなくなった。 どうすれば良いのか。今年3月、4年前の主将と副将が帰省した時もその話になった。 元主将からのLINEが長文…この記事は有料記事です。残り1582文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人丸石伸一北海道報道センター|経済全般、行政専門・関心分野経済全般、北海道中村有紀子北海道報道センター|高校野球・教育・科学・文化担当専門・関心分野生物、文化関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする