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「お口の恋人」をキャッチコピーに、チョコレートやアイスクリームなどを手がけてきたロッテを傘下に持つロッテホールディングス(本社・東京)が、歯医者さんをサポートするシステムを開発しました。お菓子と歯医者さんといえば、一見水と油のような関係に見えますが、どのようなつながりがあるのでしょうか。(朝日新聞withnews編集部・山野拓郎)祖業のガムをきっかけにコアラのマーチやパイの実、雪見だいふくなどたくさんの人気商品があるロッテ。実は、最初に手がけた商品はチューインガムでした。1990年代にキシリトール入りガムを発売するなど、オーラルケアをうたった商品も押し出しています。ロッテでは、社内に研究室を設置して歯と口の健康に関する知見を蓄積し、若手研究者の支援も続けてきました。しかし、それが事業に結びついてはいなかったそうです。ロッテHDの玉塚元一社長は発表会で、「研究助成をして、それでおしまいになっていた。せっかく色々なノウハウを持っている研究者の方々もいらっしゃるのに、マネタイズしないと意味がない」と、ウェルネス事業を強化する理由について話しました。リハビリ導入の障壁をなくすそんな背景のもとで開発されたのが、歯科医院向けの口腔(こうくう)リハビリサポートシステム「mogpal(モグパル)」です。高齢化が進む中、口腔機能の低下(オーラルフレイル)は認知機能の低下を招く要因として広く知られるようになりました。また、子どもの口が開きっぱなしになる「お口ぽかん」など、食べる・話す・呼吸するといった機能が年齢相応に発達していない「口腔機能発達不全症」も問題視されています。口腔機能の低下を防ぐには継続的なリハビリと、歯科医院側の専門的な知識も必要です。歯科医院の現場では、患者の記録を紙で保管することへの負担や、「具体的なリハビリの提供方法がわからない」「スタッフ間で知識や指導力に差がある」といった声があり、口腔リハビリを導入する壁になっていたそうです。現役の歯科医師が監修そこでロッテHDが開発した「モグパル」では、スタッフの知識習得、検査、リハビリの管理をワンストップで行えるようにしたといいます。現役の歯科医師で東京科学大学大学院の研究者が監修しています。タブレットなどの画面案内に沿って検査を進めるだけで、結果を自動で集計でき、診療報酬請求に必要な書類も自動生成されます。さらに検査結果に基づいて一人ひとりに合わせたトレーニングメニューを紹介。リハビリの進捗(しんちょく)も管理してくれます。昨年からプレ販売を行っていた東北エリアでは、90以上の歯科医院で導入されています。実際にシステムを使っているという岩手県滝沢市のたかだ歯科クリニック院長の高田昌樹さんは「口腔リハビリは専門性が高く、導入が難しいと感じていましたが、このシステムは常に専門医が側にいてくれるというような安心感があります」と話しました。ロッテHDは今後、2026年度中に歯科医院500院での導入を目標に掲げています。2030年度までに国内の歯科医院全体の20%への普及をめざしていくそうです。玉塚社長は、「モグパルをスタートに、お口の健康に資する、歯科医院の経営にも貢献できるようなソリューションサービスを積極的に展開していきたい」と話しました。ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel