インタビューきっかけは妻の一言 山口の翻訳家が世界に届けた雨穴の「変な絵」堀越理菜印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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山口県の翻訳家、ライオン・ジミーさんの運命を大きく変えたのは、数年前の妻の一言だった。 「この動画、あなたは絶対好きだよ」。黒ずくめの衣装に、白いお面。「雨穴」という覆面ユーチューバーのチャンネルを教えてもらった。270万部のダガー賞候補作「変な絵」 雨穴さん「リベンジだった」 ミステリー仕立ての動画が気に入った。小説にもなっていると知り、本を手に取った。「変な絵」を読んだ時に、直感した。「前作『変な家』とも違う。誰でも読める面白さの中に、深い奥行きがある」。 妻と話した。「これ、英訳した方がいいんじゃないか」と――。 1977年に、アメリカ中西部のカンザス州で生まれた。農業が盛んな、牧歌的な地だ。6歳頃から、気付けば読書が好きになった。図書館に行くと、「新しい本が入ったよ」と声をかけられるほど。エドガー・アラン・ポーやスティーブン・キングに夢中になった。 アメリカの大学、大学院でドイツ語や哲学を学び、さらなる勉強のためドイツに渡った。ところが、金銭的な問題が生じてしまう。悩んでいると友人から、日本で英語を教える仕事を紹介された。 そうして、26歳で山口県に降り立った。日本語も習得していった。日本人の女性と結婚して助けられたが、「日本に住んでいて、自分で何もできないのが嫌だったんです」。 企業でビジネス英会話を教える仕事を経て、翻訳された文章が正しいかチェックする仕事をすることに。次第に、そもそも自分で訳せるのではと思うようになった。 やっぱり、自分の足で立ちたい。覚悟を決めて、自営業に。山口の日本酒が世界進出に力を入れているニュースを見ると、日本酒の勉強をして、酒蔵のウェブサイトを翻訳する仕事も得た。 「知らないことがあるのが、すごく嫌です。好奇心がすごく強くて、知らないまま放っておけないんですよ」文芸翻訳は憧れだった 文芸作品の翻訳は、憧れだっ…この記事は有料記事です。残り1193文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人堀越理菜文化部|文芸、出版担当専門・関心分野文芸、出版、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






