「最古の」相撲部、復活のわけ 全国大会で好成績 奈良県立医科大2026年7月2日 7時45分井上秀樹印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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奈良県立医科大学の運動部では最古とされる相撲部が、復活ののろしを上げている。低迷期を乗り越え、全国大会で好成績を出してきた。医大にある相撲部は、西日本で唯一という。力の源を探りに行った。 橿原市の神武天皇陵北西側に広がる畝傍山キャンパス。体育施設棟の1階に、相撲部の部室がある。土俵や鉄砲柱のほか、着替え部屋も備える。2025年のキャンパス開校に伴って部活動も移設し、新たに造られた。 稽古は週2回。しこ、すり足、ぶつかり稽古などの基礎に、じっくり取り組む。初心者ばかりとあって、指導する県相撲連盟強化部長の研谷博さん(50)は「軸足を伸ばす」「所作を学ばんと勝てへんぞ」と繰り返す。 相撲部は、同大の前身の県立医学専門学校が開校した1945年に創部した。同連盟の会長は、代々同大出身者が務めてきた。 歴史はあるものの、医師をめざす学生たちから部員を確保するのは苦戦する。それでも「団体戦にメンバーが足りないから」などと先輩に声をかけられて出場し、競技としての面白さを知って始める部員が多い。 部員は現在7人。実習のため稽古日に集まらないことも多い。近年は大会前だけ稽古をすることもあり、休部に近い状態だったという。 主将の大平雅也さん(4年)は、単身で県外の大学へ出稽古に行っていた。屋外にあった土俵が室内に新調され、稽古に集中する環境が整うと、部員たちに呼びかけた。「みんなでやったら面白い。本腰を入れよう」 新生相撲部は、すぐに結果を出した。25年11月の全国学生相撲選手権大会で、団体戦Cクラス準優勝。今年5月の全国国公立大学対抗相撲大会では団体戦3位に入った。 丸岡凌太さん(3年)は「でかい相手を倒したときの気持ちよさ」に味をしめた。この1年で体重が14キロ増えて86キロに。5月の国公立大会で新人戦3位と健闘した。 きつい稽古を続ける理由を、竹嶋上晴さん(6年)は「強くなったと実感できるのが楽しい」。河南佑樹さん(3年)は「負けたのが悔しかった」からだ。 研谷さんは、好成績を「まじめに、愚直に稽古するからかな」とみる。今年は大学選手権Cクラス優勝をめざす。 31年に県内で開催が予定されている国民スポーツ大会では、相撲も実施する。5年後も県内で相撲を続けていれば、県代表として成年の部に出場できる。大平さんは「考えている」と前向きだ。光が差し始めた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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