編集委員・小坪遊印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
小型のフクロウの一種アオバズクが、鹿児島県の南端からフィリピンまで1800キロ以上をひとっ飛び――。そんな渡りの経路を東北大などの研究チームが突き止め、科学誌に発表した(https://doi.org/10.1186/s40317-026-00469-x)。 アオバズクは全長30センチ程度。日本でも夏の時期に見られ、昆虫を主なエサにしている。昆虫が減る冬の時期には本州などから東南アジアに渡り、越冬すると考えられ、時折海上を飛行する様子も観察されていた。 チームは2022~25年に調査を実施。東北地方で4羽を捕獲し、位置情報を記録する小型の装置を付けて放ち、日本に戻った際に装置を回収して渡りの経路の解明を試みた。ただ、2羽は再び捕らえることができず、別の1羽は装置が外れた。1羽だけが装置を付けたまま、再び捕獲できたという。帰りも1500キロ以上ひとっ飛び そのデータによると、24年11月5日正午に鹿児島県の佐多岬を発ち、「昼夜を問わず」海上を飛行。11月7日午前0時にはフィリピンのルソン島に到着していた。その間の飛行距離は、36時間で少なくとも1848キロを飛んでいた。 これは、北海道の知床半島から鹿児島県の桜島までの直線距離に匹敵する。飛行速度は時速50キロ以上と算出できた。 この個体はその後11月26日にインドネシアのカリマンタン島に到着した。年越し後25年3月24日に同島を出発すると、今度は1500キロ以上を一気に飛んで中国・海南島へ渡り、中国から九州、本州を通って4月27日に東北へ戻ってきた。 竹田山原楽(やわら)・東北大特任研究員は「記録計が付いている個体を捕まえられたときは『よっしゃ』という思いだった」と話した。夜の森で画面に映し出されたもの ただ、そこからもう少しハラ…この記事は有料記事です。残り361文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録
この記事を書いた人小坪遊編集委員|セグメント編集長(先端科学)、生物多様性・環境専門・関心分野生物多様性関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







