「海のティラノサウルス」国内で初発見 大阪の化石、新種の可能性も小堀龍之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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恐竜時代の海を支配していた大型動物モササウルスの上あご前部の骨が、大阪府内の地層から見つかった。頑丈なあごと歯を持ち「海のティラノサウルス」とも呼ばれるプログナソドン属の化石と考えられ、国内初の報告になる。岡山理科大や東京都市大などの研究チームが1日に発表した。当時を探る重要な手がかりに モササウルスは映画「ジュラシック・ワールド」に恐竜や翼竜と一緒に登場した。ヒレを使って海を泳いでいた大型のトカゲの仲間だ。北西太平洋の地域で見つかるモササウルス類の化石は少なく、日本で見つかった化石はモササウルス類が当時どんな多様性をもっていたかを探る重要な手がかりになる。 化石は1990~92年ごろに大阪府貝塚市の後期白亜紀(約7千万年前)の地層から見つかり、保管されていた。研究チームメンバーで会社員の宇都宮聡さんが岩石から見えた化石の断面に気付き、周りを少しずつ削るクリーニング作業を進めたところ、モササウルス類の上あごや下あごなどの化石が見つかった。【動画】モササウルスの化石が含まれている岩石をクリーニングする宇都宮聡さん=宇都宮さん提供 岡山理科大の林昭次准教授や大阪出身の大学院生高野恭明さんらのチームが、世界各地で見つかっている化石のデータとコンピューターを使って比べ、全長は6メートルと推定した。また、がっしりした上あごや歯の特徴などから「プログナソドン属」に分類されると判断したという。 プログナソドン属はモササウルス類の中でも太い歯と頑丈なあごを持つ。硬い甲羅を持つウミガメもかみ砕いて食べていたと考えられており、当時の海の生態系の頂点にいたとされる。 脳の近くにある骨は、左右に短い角のような突起が水平に張りだしているなど、これまでに見つかっている化石とは異なる特徴も見つかった。新種の可能性があるという。 チームに加わる東京都市大の中島保寿准教授は「世界的に分布している『プログナソドン属』の発見であり、かつ、他地域では発見されていない『未記載種』の発見でもあるということは、日本沿岸を含む北西太平洋の過去の生態系が、北米や地中海付近など他地域とどのように共通していたか、また異なっていたかを明らかにするうえで、重要な発見だと考えています」としている。大阪のシンボルになる? 約30年の間、正体がわから…この記事は有料記事です。残り503文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人小堀龍之デジタル編成本部次長専門・関心分野環境、エネルギー、科学、医療、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする