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「将棋史に残る毒まんじゅう」の中身は――。4、5月の第84期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ特別協賛)で藤井聡太名人(23)=竜王・王位・棋聖・棋王・王将と合わせ六冠=は糸谷(いとだに)哲郎九段(37)の挑戦を4勝0敗で退けて防衛、4連覇を達成した。全4局の印象に残る局面について、名人に解説してもらった。第1局 ○ 3手目で意表突かれ 《糸谷九段が初手▲1六歩~3手目▲1五歩の連続端歩の奇想を見せる衝撃の開幕になった》 ▲1六歩は想定のひとつでしたが、▲1五歩で早くも意表を突かれました。▲2八飛も全く予想していない手で……。手探りの中、封じ手局面の△4二銀が地味ながらも反発狙いで感触が良く、まずまずの展開で1日目を終えられました。 《優位に立った2日目は挑戦者の不屈の粘りに苦しむも、タダ捨ての歩頭桂が美しい決め手になった》 良い攻め筋が見つからず、方針も定まらずに△8一飛などは積極性を欠いた指し方になりましたけど、△3五桂(図)と打って▲同歩△同飛で飛車が生還して少し抜け出せたかなと思いました。 =4月8、9日 ホテル椿山荘東京(東京都文京区)「冷や汗が…」藤井聡太名人が意表を突かれた一手とは 第84期名人戦七番勝負全4局振り返り【第84期将棋名人戦】=高橋雄大、岩下幸一郎、北野新太撮影第2局 ○ 冷静に見ると…選ばないな 《挑戦者は再び序盤から△4二銀~△3三銀の趣向を披露する》 △4二銀で完全に予想から外…この記事は有料記事です。残り995文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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