2026年6月29日 17時30分川村貴大印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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人情味あふれる痛快な語り口で上方落語界を牽引(けんいん)し、2024年に亡くなった桂ざこばの功績をしのぶ「桂ざこば三回忌追善 米朝一門会」が8月11日、大阪市で開かれる。会を前に、出演する直弟子8人が師匠との思い出を語った。 筆頭弟子の桂塩鯛(しおだい)は「このごろ師匠がよう夢に出てきて、非常に朝の目覚めが悪いんです」とぼやいた後、「色んな思い出を私の体の中に注入していただいた、非常に面白い大事なお方でございました」と懐かしんだ。 ざこばは1963年に桂米朝に入門し、88年に二代目桂ざこばを襲名。感情豊かで気迫に満ちた芸風で人気を博した。テレビの情報番組やバラエティーにも数多く出演し、愛嬌(あいきょう)のある人柄と歯に衣(きぬ)着せぬコメントでお茶の間からも愛された。 2017年には脳梗塞(こうそく)を発症。その影響で落語のネタ約100本を忘れるも、弟子に教えてもらって高座に復帰した。24年6月、ぜんそくにより76歳でこの世を去った。 四番弟子のわかばによると、脳梗塞で以前より言葉が出にくくなったざこばは、本来なら25分だった米朝一門会の出番を「不安やから15分にしてくれ」と短縮。「ところが、その15分の落語が誰よりもウケるんです。病気になられてからの努力の仕方とあのウケ方は尋常じゃなかった。改めてすごいなと尊敬しております」 六番弟子の米之助は、ほら吹きの男が旅先での荒唐無稽な体験を語る「鉄砲勇助」というネタについて、「僕らがやっても全然ウケないのに、師匠が出ていって、僕らに稽古をつけた通りに忠実に淡々とやると、爆発的にウケるんです」。塩鯛は「鉄砲勇助は自然体で淡々としゃべらないとウケない。50年近く師匠とお付き合いをさせてもらって、行き着くところは『自然体でしゃべりなさい』という教えだった」と語る。 三回忌追善の一門会は8月11日午後3時半から大阪市北区のサンケイホールブリーゼで。ざこばが映像出演で1席披露し、門弟一同があいさつ。桂米団治や特別ゲストの桂文枝らが高座を務め、塩鯛がトリを飾る。料金は全席指定5200円。未就学児の入場不可。問い合わせはブリーゼチケットセンター(06・6341・8888)。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人川村貴大文化部|伝統芸能・演芸担当専門・関心分野伝統芸能・演芸、お笑い、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする