2026年6月28日 7時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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かつてサッカー日本代表を率いたイビチャ・オシムさん(故人)は、PK戦を好まなかった。「くじ引きみたいなもの」と、控室に戻ってしまうほどだった。 日本はワールドカップ(W杯)の大舞台で、その「くじ引き」に2度泣いている。 日本がW杯の決勝トーナメントに進んだのは過去4度。そのうち2度はPK戦で涙をのんだ。 2010年南アフリカ大会、決勝トーナメント1回戦の相手はパラグアイ。0―0のまま延長戦を終えた。この大会初のPK戦へ。 3人目の駒野友一が蹴ったシュートは、クロスバーをたたいた。パラグアイは5人全員が決め、初の8強進出が目前で消えた。 22年カタール大会では、前回準優勝のクロアチアと決勝トーナメント1回戦で対戦し、1―1でPK戦にもつれこんだ。南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3本を相手GKリバコビッチに止められ、1―3で屈した。 この時点で、W杯のPK戦で日本は2戦2敗。一方、クロアチアは3戦3勝だった。 「PKは運」なのか。 相手GKのリバコビッチは試合前から分析を重ねていたと明かした。吉田が左へ蹴ったコースは、21年東京五輪準々決勝ニュージーランド戦のPK戦の時と同じだった。【特集】遠藤保仁さんが解説 サッカーPK戦 いかに心理戦を制するか 試合後に森保一監督は、「PKは運と訓練」と表現したうえで言った。 「ボールを強く、狙ったところに決める部分では、世界のトップを走るチームと差があると感じた。今後の日本のレベルアップのために、改善していかなければいけない」 26年北中米大会、決勝トーナメントに進むのは32チーム。頂点に立つためには、ここから5回勝たなければならない。 W杯でPK戦が初めて導入された1982年大会以降、その数は35回を数える。決勝トーナメントの5試合に1試合は、PK戦で勝敗が決してきた。 計算上、優勝をめざす道のりのどこかで、少なくとも1度はPK戦にもつれ込む可能性がある。 元日本代表で、J1でのPK得点数が歴代1位の遠藤保仁さんは、こう言い切る。「PKは技術だと思っています。運だけで終わるとは100%思わないですね」 まだ見ぬ8強の、その先へ。またPK戦という「壁」が現れた時、今度こそ越えられるか。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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