2026年6月28日 7時00分ボストン近郊=加藤秀彬印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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(サッカーワールドカップ〈W杯〉北中米大会 グループリーグI組 フランス4―1ノルウェー) フランスのFWエムバペと、ノルウェーのFWハーランド――。 世界最高峰のストライカー対決が期待された好カードは、ハーランドが先発から外れて幻に終わった。両者とも決勝トーナメント進出を決めており、ノルウェーは前の試合から先発10人を入れ替えた。佐野74億円、久保37億円…選手の「価値」決めるサイト、根拠は それでも、忘れてはいけない選手がもう1人いた。フランスのFWデンベレ。昨年、エムバペとハーランドがまだ手にしていないバロンドール(世界年間最優秀選手賞)を獲得した29歳が、前半32分までにハットトリックを達成した。 「両利き」と言われ、左右の足で同じようにプレーできる。ゴール右斜め前から射抜いた3点にすごみが詰まっていた。 先取点は左足で打つふりをして、右に持ち替えて豪快に振った。2点目は左足へ切り替えてペナルティーエリア外からのミドルシュート。とどめは、警戒して詰められない相手をフェイントで揺さぶり、コースを開けて左で沈めた。デンベレは「特別な瞬間になった」。 フランスにはエムバペという絶対的なエースが最前線に構える。ただ、デンベレがもたらすのは、得点だけではない。 ノルウェーの鋭い速攻に対し、守備でも右サイドを全力で駆け戻った。右サイドバックのDFクンデは「彼はボールを持たない時でも強度を高くプレーするから、活躍が本当にうれしい」と信頼を寄せる。 W杯過去2大会で無得点。この間に所属していたバルセロナ時代は、素行の悪さから「問題児」とも言われた。献身的な選手へと成長を遂げたのは、2023年に強豪パリ・サンジェルマンへと移籍したことがきっかけ。攻守での献身性を選手起用の基準にするパリのルイスエンリケ監督が「ボールを持っている時も持っていない時も活躍できるよう成長させてくれた」。現在、欧州チャンピオンズリーグ(CL)では中心選手として2連覇。その役割をタレントぞろいのフランス代表でも全うしている。 ハットトリックをたたえる質問にも、「大切なのはチームが今日成し遂げたこと」とデンベレは浮かれない。 バロンドールの勲章をもってなお黒衣に徹する姿に、フランスが優勝候補と言われるゆえんを感じる。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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