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TBS Podcastの番組「大久保佳代子とらぶぶらLOVE」が人気を博しています。性愛から友人関係まで、リスナーから寄せられる様々な相談に、お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子さん(55)が上品かつ下品にまっすぐ答えます。そこに絶妙な相づちとツッコミを添えるのが、構成作家・武村圭佑さん(39)。番組との向き合い方や生い立ちを聞きました。(朝日新聞withnews・川村さくら)大久保さんとタッグ「らぶぶらLOVE」は2022年にスタート。毎週土曜に配信されています。マッチングアプリ、パートナーとの関係、性、家族、友情、人生……とリスナーからは毎週様々なお悩みが届きます。大久保さんは、時には下ネタ全開で、時には母のように姉のように優しく相談に答えます。その隣で、高すぎず低すぎないテンションでツッコんだり、男性の視点から意見を言ったり、過去の童貞エピソードを紹介したりしているのが武村さんです。両親の影響もあり「ななめ」武村さんは奈良県出身。学生時代は「運動も勉強もできない天パで眼鏡のいわゆる『陰キャ』」だったと言います。ただ幼少期から家族や先生、友人の話し方や話す中身を分析するのが好きだったそうです。「先天的なのか誰かの影響なのか分かりませんが、小学生のころからかなりひねくれた人間だったと思います」家のリビングで家族と並んでテレビを見ているとき、イケメンとされる俳優に毒づく母、巨人を目の敵にする阪神ファンの父がいました。「物事をななめから見てみる癖はそうして育ったような気がします」「もっとおもしろい」知っている優越感幼少期から好きだったのはテレビのバラエティー番組。さらに中学のとき、ゲームの趣味つながりで仲良くなった友人からラジオの世界に引き込まれました。「ずっとゲームの攻略本読んでる、僕以外に友達いないような子だったんですけど、その子が聞いているラジオを教えてくれて自分も聞き始めました」学校でみんながテレビの話で盛り上がるなか、自分はもっとおもしろいラジオの世界を知っている。そんな優越感があったといいます。蛍原さんの一言で「錯覚」投稿にも挑戦し始め、やがて構成作家を志す出来事が起きます。中学3年か高校1年生くらいのころ、MBS(毎日放送)ラジオの番組にお便りを送ったときのことでした。「雨上がり決死隊さんがパーソナリティーを務める番組で、『前回時間オーバーしちゃったあの企画はもっとこうすれば短縮できるんじゃないか』みたいなことを送ったら、蛍原さんが冗談で『この子作家で使ったら?』って言ってくれたんです」「すごくうれしかったです。勉強も得意じゃないなか、構成作家の仕事ならできるんじゃないかと『錯覚』しちゃいました」就職して2カ月で退職高校卒業後、NSC(吉本総合芸能学院)に入ろうとしましたが、親に「大学だけは行って」とお願いされて関西で大学へ進学。大学4年の10月から3月まで作家養成塾に通ったものの、食べていけるのか不安があり、スーパーに就職。しかし、2カ月で退職しました。「当時の作家の売れ方として、教科書的に教えられていたのがインディーズライブでおもしろいと思った芸人さんに声かけて一緒にネタをつくって関係をつくって仕事を増やすっていうやり方で、養成塾の同期たちがどんどんそれをやっていたんです」「(構成作家として)置いていかれるっていう焦燥感があって、辞めました」エレベーターのボタンを押すのが嫌大阪で徐々に仕事が増えていきますが、「先輩付き合いや職場での縦のつながり、暗黙のルールみたいなものが本当にきつくて」と振り返る武村さん。「当時の職場までエレベーターで上がってたんですが、ボタンを押すのが嫌で嫌で。上がっていく途中で必死に気持ちをつくっていました」IKEAの青い袋で引っ越し先に上京していた大阪時代の先輩を頼り、東京に拠点を移しました。「引っ越し業者に頼むお金もないので、荷物を全部IKEAの青い袋に詰めて夜行バスで上京しました。そこにテレビも入れていました」バイトをしながら、番組のネタ探しや裏取りをする「リサーチャー」として「マツコ&有吉の怒り新党」 (テレビ朝日)やTBSラジオの「伊集院光とらじおと」に参加するように。気づけば正式に構成作家として扱われる番組も増えていく中、「らぶぶらLOVE」の前身番組をTBSラジオで立ち上げるに至りました。「モテ男」たちに施された教育番組内では、武村さんの発言から感じられる、女性の行動や気持ちへの洞察力も印象的です。そんな武村さんですが、女きょうだいはおらず、また27歳まで童貞だったといいます。女性への気持ちに思いをめぐらせられるようになったのは、大阪時代によく遊んでいた「先輩であり友達」からの影響があるそうです。「モテ男で、『女性も臭い日があるし、普通に性欲もある。男だけがエロいことばかり考えてると思ってるかもしれないけど、そんなことは全くない』といった現実をよく話していた記憶があります」その後、何人かの女性と出会いや別れを繰り返す中で、「言われてたことが全部答えとして返ってきた」といいます。「間違い」に敏感なわけは場の流れを読むのが上手に見える武村さんに自身の強みは何かと尋ねると、「間違えないこと」という答えが返ってきました。「間違えない」とはどういうことなのでしょう。「間違えないっていう言い方は大阪の先輩たちと遊ぶ時にずっと言ってた言葉で」「ニュアンスでしかないのですが、真面目な話してるのにパッと突っ込んじゃったり、みんながふざけている中で真面目に答えちゃったり、ノリやテンションを間違えるな、みたいなことをよく言われていました」その結果、「今週はあの日にああいう『間違い』をした」とカウントしているほど今でも「間違い」に敏感です。「最近だと収録前に出演者のマネジャーさんに『何時ですか』って聞かれて、終わりの時間を答えたらスタジオ入りの時間を尋ねてらしたようで。こういうくみ取り方を『間違える』と落ち込みます」大久保さんの配慮が影響番組内の武村さんの発言には、「このメールに書いてある範囲のことしか分からないけど」「みんながみんなそうじゃないだろうけど」と相談者やリスナーを傷つけないようにする配慮が感じられます。「それは大久保さんの影響が強いと思います」と武村さんは話します。「『男ってこういうところがある』とか僕が前時代的な発言をしてしまうと、大久保さんが一言はさんでバランスを取ってくれることが多いので、僕も言えるときは言おうと思っています」「裏方らしさ」気にせず今後、武村さんはどんな構成作家を目指していきたいのでしょうか。武村さんは「基本的に面白い番組を作るために作家としてやりたい。ですが、色んな意見が集まるので当然ですけど、 自分の意見が100%反映されることは難しいなって思っています」と冷静に答えます。「制限とたたかいながらやり続けたいってのもありますし、一方で自分で発信した方が早いと思うところもある。なので最近はnoteに書いたりYouTubeでしゃべったりとかしてます」「以前は『裏方は裏方らしく』みたいな考えがありました。でも今はどんどんしゃべりたいことを自分でしゃべって、発信していける人間になりたいです」ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel