石垣明真印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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名古屋市営地下鉄鶴舞線の赤池駅(愛知県日進市)に6月8日、転落防止のホームドアが設置された。これで名古屋市が管理する85駅すべてに設置が完了した。誰にとっても安全な駅にしようと、視覚障害の当事者らが30年以上にわたり要望し続けたことが実を結んだ。 赤池駅の1、2番線(豊田市方面)で8日の始発からホームドア(高さ約1.3メートル、全長125メートル)の運用が始まった。反対方面の3、4番線では2026年5月から運用が始まっている。 6路線に87駅がある市営地下鉄では02年度からホームドアの設置が始まり、四半世紀近くをかけて85駅に設置した。 ほかの2駅は名古屋鉄道(名鉄)と相互乗り入れをしている上飯田駅(上飯田線)と上小田井駅(鶴舞線)。いずれも名鉄が駅の管理をしている。03年の乗り入れ開始に伴って新設された上飯田駅はホームドア設置済みで、上小田井駅は未設置だ。 ホームドアの設置については、愛知視覚障害者協議会(愛視協)が1993年以降、市に毎年要望してきた。事務局長を務める寺西昭さんは90年代、東京と大阪の地下鉄で線路に転落し、自力でホームによじ登った経験がある。それだけに「ホームドアの設置により転落事故は減少している。視覚障害者だけでなく、すべての乗客の役に立っている。それが本当にうれしい」と話した。深夜の地下鉄駅、手で触れた待避スペース 30年以上の要望活動の中で、寺西さんが「自分たちの本気度が、このころから市に伝わり始めたのかもしれない」と振り返る出来事がある。 96年、営業が終了した午前0時すぎの市営地下鉄のホームに視覚障害がある約30人とボランティアらが集まった。実際にホームから線路に下りて、転落した際に身を守る待避スペースの場所を触って確認した。 ホームドアの設置が進まない中で、「何とか安全に駅を利用したい」と思い、市に協力を依頼した取り組みだった。 01年に名古屋市長や市議会の会派に送ったはがきでは、こう訴えた。 「私たちは駅ホームを命がけ…この記事は有料記事です。残り876文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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