現場から急成長のモロッコ、王国ブラジル 日本と戦う可能性ある難敵の戦力は2026年6月25日 12時40分加藤秀彬 潮智史印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会は24日(日本時間25日)、グループリーグ(1次)リーグC組はブラジルが1位、モロッコが2位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。最終戦で、ブラジルは3―0でスコットランドに快勝。モロッコは4―2でハイチを下した。 25日(同26日)に最終戦が行われるF組で、日本が1位通過した場合は決勝Tの1回戦でモロッコと、2位で突破した場合はブラジルと対戦することになった。日本は何位で突破するのがベスト?モロッコ、堅守速攻を維持しつつも… モロッコの危機を救ったのは、主将のDFハキミだった。 強豪パリ・サンジェルマン所属の右サイドバックは攻撃時、FWのように駆け上がるのが持ち味。格下のハイチに2度もリードを許す苦しい展開ながら、1点目はゴール前のこぼれ球を押し込み、2点目はピンポイントのクロスを上げて同点に追いついた。 世界ランキング7位のモロッコはこの数年、急速に力をつけている。前回カタール大会でアフリカ史上初の4強入り。2024年のパリ五輪では初の表彰台となる銅メダルを獲得。25年U20W杯では初優勝を果たした。 チームの中核には、モロッコにルーツをもつ欧州出身のディアスポラ(国外に離散した人々)が多い。国民的英雄であるハキミはスペイン生まれで、レアル・マドリードの下部組織で育った。現在レアルに所属する背番号10のFWディアスはスペイン代表の経験もあるが、24年にモロッコ代表へと変わった。 ベルギー出身のワハビ監督は今年3月に就任した。それまでの堅守速攻を維持しつつも、欧州での指導経験を生かし、パスを回して崩すより攻撃的なスタイルも取り入れている。 ワハビ監督は試合前の会見で、日本と同じF組のオランダと決勝Tで対戦する可能性を問われて言った。「オランダのことだけを考えているわけではない。日本も非常に優れたチームだ」ブラジル、けが明けのネイマールが復帰 スコットランドのイージーなミスで、ブラジルは楽に試合を進めた。 開始7分、ラヤンが相手DFが持ち出したボールにプレッシャーをかける。前へのパスを引っかけて、こぼれ球。ビニシウスがGKをかわして無人のゴールにボールを転がした。 2点目も敵陣深くでのプレスから始まった。一度は相手に渡ったが、しつこく追い込んだ。最後は右から左へのクロスをビニシウスが頭で合わせた。 ボールを後ろに下げる相手には前から重圧をかける。献身的な守りを徹底した戦い方で難なく2点を奪った。 後半は前に出ざるを得ない相手を逆手にとり、守備から攻撃に転じて追加点。スペースさえ得られれば、展開力を発揮する。主力選手を交代させる余裕も生まれ、けが明けのネイマールに試合勘を取り戻す時間を与えられた。 先制点からリズムを渡すことはなかった。相手のミスに乗じたとはいえ、さすがの試合運びだ。 「(モロッコと引き分けた)初戦はベストの内容ではなかったが、第2戦はましになった。最終戦はベストの試合ができる自信がある」。試合前日の記者会見でアンチェロッティ監督が語った言葉を証明した。 日本には昨年、国際親善試合で逆転負けを喫している。1対1の場面では能力を発揮するが、守備を固められると攻めあぐむ傾向は強い。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません