2026年6月25日 6時00分小田健司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

堺市議会で、正副議長が主要会派以外から選ばれた。議会局によると無会派の議長は少なくとも平成以降では初めてで、共産会派の副議長選出も1996年以来、30年ぶり。珍しい人事が決まったのは、主要会派のパワーバランスが変わったことが背景にあるとみられる。 堺市議会の定例会が閉会した16日、5月に新たに選出された長谷川俊英議長=所属会派なし=、森田晃一副議長=共産=が報道陣の取材に応じた。 正副議長選は5月15日にあった。議会の定数は48で、現在は欠員が1。病気療養中の市議1人をのぞく46人が投票した。 開票の結果、議長選では長谷川氏が25票、公明の議員に20票(無効票1)。副議長選では森田氏が25票、堺創志会の議員が19票だった(無効票2)。 正副議長、別の市議らへの取材を総合すると、選挙では当初、大阪維新と自民党市議団の勢力と、公明党市議団、堺創志会、自民党・保守クラブの勢力が20人ずつで争った。 残る6票のうち、主要な勢力に距離を置く長谷川氏や、特に4人の所属議員がいる共産が鍵を握った。 長谷川氏や森田氏とポストを争ったのが、いずれも大阪維新らと対抗する勢力の議員だった。このため、長谷川氏と森田氏に投票したのは、維新や自民党市議団の市議が中心だったとみられている。 長谷川氏によると、維新や公明など主要な4会派で正副議長、議会運営委員会の正副委員長のポストを調整するのが慣例だった。しかし、2024年に自民会派が二つに割れてから議会の勢力バランスが変化したという。 長谷川議長は「投票の秘密」を理由にどの会派がどのような投票行動をしたかについて説明できないとしたが、「今の政治状況の中で、片方の20(人の勢力)の方々は、私たちを正副議長にするという形でこの場に決着をつけようとされた」と受け止めた。 国政や地方政治でも、共産と維新は政策に大きな隔たりがある。森田氏は「駆け引きはあったが、すべてをお伝えすることはできない。会派としては、自分たちの考え方を伝える程度のことしかしていない」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人小田健司ネットワーク報道本部(大阪・堺支局)|地方行政や町ダネ、裁判など専門・関心分野権力監視、原発、公共事業、ボブ・ディラン関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする