ストーリー楽しいはずの給食「完食強要され苦痛」 食の細い児童が担任を訴えた浅田朋範印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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関東地方にある市立小学校に通っていた女子児童が「担任に給食の完食を強要された」と訴えて、学校側の責任を問う裁判を起こした。「残すことは許されなかった」と主張した女児側に対し、学校側は「完食強要はなかった」と真っ向から否定。楽しいはずの給食の時間に、教室で何が起きていたのか。裁判資料からたどる。食べ残しを隠して「異臭騒ぎ」 女児は幼少期から食事量が極端に少なかった。小学校の給食では、食べられる量は同級生の1割ほど。4年生までは担任教師らの配慮で給食の量を減らしてもらったこともあり、大きな問題は生じていなかった。 しかし5年生になって2カ月が経った2017年6月、教室内で「異臭騒ぎ」が起きた。担任が代わり、給食の量はほかの児童の6割程度に盛り増しされていた。 臭いのもとは、女児が教室内に置いていた給食袋。中には女児が食べ残して腐った給食が入っていた。食べ残しを隠した理由は「給食を残させてもらえなかったから」だった。 この騒ぎで女児は周囲から「汚い」「あっちいけ」などと悪口を言われた。体調を崩し、7月になると不登校になる。2学期からは登校はするものの、数時間だけといった日が続いた。 「完食の強要が原因で精神的苦痛を受けた」。女児と両親はそう訴えて、卒業後の21年に当時の担任や校長、学校を所管する市を相手に計2991万円の損害賠償を求める裁判を起こした。学校側は否定「完食を求めていない」 「完食強要」は本当にあったのか。録音データなどの明確な物証がないなかで、双方の主張は激しく対立した。 女児側は完食強要があったと強調。教室で受けたとする経験を次々と挙げた。担任が完食を目標に掲げ、教室後方の黒板に児童全員が完食できた連続日数の「記録」を掲示していた▽配膳量が少ないと、担任から「もっと食べられるでしょ」などと給食を盛り増しされた▽給食の時間が終わっても食べ続けさせられた――。 一方、学校側は完食強要の存在を全面的に否定。「担任は児童に完食を求めていないし、給食を残していいと声がけをしていた」「記録の掲示もしていない」……。 お互いの言い分が食い違うな…この記事は有料記事です。残り1299文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人浅田朋範東京社会部|司法クラブ専門・関心分野司法、日本で暮らす外国人、ヘイトスピーチ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






