ブルガリで時計デザインを統括し、独創的な作品を手がけているファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏。「知ってるかい? 時計デザイナーにとって、別の時計を着想源にすることは最もつまらないんだ」と話した=ブルガリ提供
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記者コラム「多事奏論」編集委員・後藤洋平 時計業界もファッション業界も、「パクリ論争」が絶えない。最近も、あるスイスブランドの新作時計について「有名時計デザイナーが手がけた老舗ブランドの代表作と似ている」として、愛好家たちがSNSで議論を交わしていた。 実は私も、展示会でこの新作を目にした際には思わず「おっと、アレにそっくりでは?」と口にしたほど。そこでブランドのスイス本社にデザインの着想源や、類似点が指摘されていることの受け止めなどをメールで尋ねた。 返事はすぐにきた。「(新作は)ブランドのDNAと職人技に根ざした独自のアイデンティティー」「SNS上では一部のユーザーの間で議論が巻き起こっているが、報道関係者や主要インフルエンサーからはそのような反応は見られず、むしろ好意的」。要は「パクリなわけないでしょ」という内容だ。法的には? 「デザイナーにとって、最もつまらないのは…」 その少し前には、パリで発表…






