深掘り「のど元にあいくち」米軍タイフォン展開、中国のミサイル戦力に対抗清宮涼 矢島大輔印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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22日から始まるアメリカ主催の多国間共同訓練「バリアント・シールド」のため、海上自衛隊鹿屋航空基地に一時展開される中距離ミサイル発射装置「タイフォン」は、アメリカ軍のインド太平洋地域でのミサイル戦略の中心をなす。 射程1600キロ以上とされる巡航ミサイル「トマホーク」などを搭載でき、九州からは中国の首都・北京が射程範囲内になる。 「強烈なアセット(装備)だ。中国側はのど元にあいくち(短刀)を突きつけられているように感じるだろう」 自衛隊幹部は驚きをもって、そう語る。国内最長射程ミサイル、日米共同訓練で展開 「なし崩し配備」懸念も アメリカが日本にタイフォンの展開を望む背景には、中国との中距離ミサイル戦力の圧倒的な差への危機感がある。 アメリカは1987年、旧ソ連と中距離核戦力(INF)全廃条約を結び、地上発射型の中距離ミサイル(射程500~5500キロ)を保有してこなかった。だが、条約外にある中国は地上発射型の中距離ミサイルを2千発近く保有するとされる。 INF全廃条約が2019年に失効した後、アメリカ軍は中距離ミサイルの開発や配備を進めてきた。アメリカ国防総省関係者は「危機に備えるために必要な装備だ」と話す。「前のめりすぎ」と戸惑いも 日本も敵基地攻撃能力(反撃…この記事は有料記事です。残り771文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人清宮涼政治部|外交・防衛担当専門・関心分野外交、安全保障、国際政治関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする