小学5年生の国語の授業。デジタル教科書でルビを振り、拡大して学ぶ外国ルーツの児童=2026年5月19日午前、東京都渋谷区立神南小学校

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「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは……」 東京都渋谷区立神南小学校の5年生の国語の授業。教室の大きなモニターに、教員向けデジタル教科書のページが大きく映されている。「枕草子」の春の風景を参考に、春らしい情景や言葉を味わう「春の空」という単元だ。 一斉に音読する児童の中に、手元の端末のデジタル教科書を拡大し、必死に見る男子がいた。2025年の夏、モンゴルから来た。全ての漢字にルビがつく機能を使っている。音読はたどたどしいが、「これは読める」。 「春らしいもの」をノートに書くよう網田宜朗(あみたよしあき)・主任教諭(47)が指示。男子児童は、鉛筆でこう書いた。 「春はまっちやあじのもちあんどいちごつきのうまいがよい」 週に数コマ、個別に日本語指導を受けているが、日本語を書くのは難しい。指導者用と学習者用の両方のデジタル教科書を使って、国語の授業をする5年生の教室=2026年5月19日、東京都渋谷区立神南小学校 網田さんが当てると、前に出て、人一倍大きな声で発表した。「春は抹茶アイスの餅とイチゴ入りがおいしいです!」 読み書きより、話す方が得意だ。 児童生徒向けのデジタル教科…