インタビュー国旗損壊罪「逮捕者一号は僕かな」 現代美術家・会田誠さんの思い聞き手・谷津憲郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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日の丸を公然と汚したり傷つけたりしたら罰する。そんな国旗損壊罪をつくろうと、自民党などが法案を国会に提出した。動きを見越して、現代美術家の会田誠さんは2月、X(旧ツイッター)で「栄えある逮捕者第一号は僕になるのかな」とつぶやいていた。表現者の覚悟か、政治への諦観(ていかん)か。思いをたずねた。 ――Xへの投稿には、ぼろぼろになった日の丸の写真が添えられていました。 僕は、ニュースをしばしばチェックする人間じゃないので、その時に初めて動きを知ったんです。「くだらない法律だな」というのが真っ先に浮かんだ感想。くだらない法律には、くだらないジョークで応じたわけです。写真は、2018年の個展に出した作品の一部でした。 ――くだらない法律、ですか? 国旗に手を加えたり、破ったり、燃やしたりする。そういう表現をする者の心は決まっていると、法律をつくる人たちは思っているのでしょう。 しかし現代美術に限らず、イラストでも漫画でも同じはずですが、「私がこの作品で表現したかったのは○○です」と一言で済むようなものはない。まともな表現者ならば、一つの作品の中に二つや三つの思いを込めているはずです。 特に僕の作品では、肯定したいことと否定したいことを同居させていることが多い。にもかかわらず、日の丸をいじることを一義的に法律で禁じるなんていうのは、ナンセンス。「くだらない」と言ったのは、そういうことです。 ――そもそも日の丸に対して、どんな思いをお持ちですか? どちらかといえば好きです…この記事は有料記事です。残り1542文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人谷津憲郎編集委員専門・関心分野沖縄、公文書、社会心理、ことば関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする