2026年6月21日 7時00分藤野隆晃印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会は、1次リーグ(グループリーグ)で各チームが初戦を終え、2試合目に入っている。序盤の24試合から、今大会の特徴が見えてきた。新ルール効果で追加時間減少 前回2022年カタール大会と比べた変化の一つは、追加時間(アディショナルタイム)が実質的に減ったことだ。 国際サッカー連盟(FIFA)が公表しているデータを元に計算すると、カタール大会での追加時間は前半が平均3.64分、後半が6.55分。北中米大会では前半4.38分、後半6.46分だった。オランダ戦直前、一気に高まった士気 届いた「航くんのメッセージ」 今大会では前後半の中盤に3分間ずつの飲水タイムが設けられている。この3分も追加時間に含まれているので、実質は前半1.38分、後半3.46分とカタール大会より短くなっている。 今大会は、スローインやゴールキックを5秒以内に行わせたり、交代を原則10秒以内に完了させたりといった新ルールを採用している。その効果が表れ、実際のプレー時間が長くなっていることをうかがわせる。「格下チーム」の奮闘 試合結果を見ると、世界ランキング下位で「格下」とされていたチームの奮闘が光る。今大会が初出場のカボベルデはスペインに0―0、52年ぶりの出場となったコンゴ民主共和国はポルトガルと1―1で引き分けた。 開幕前は、出場チーム数が48に増えたことで、試合のレベルが下がるのではと懸念する声もあった。また、時間稼ぎに厳しい新ルールは、0―0の時間を長くして相手を焦らせたい格下チームにとって不利になるという見方もあった。番付通りに完敗する試合もあるが、残り試合でも粘り強く戦い、旋風を巻き起こせるか。光る若手の活躍 ピッチ内では、大会の主役と目されるスーパースターたちが初戦から躍動。アルゼンチンのFWメッシ(マイアミ)はハットトリックで通算得点歴代トップタイの16得点に達した。フランスのFWエムバペ(レアル・マドリード)は2得点を挙げ、歴代4位に並ぶ14得点とした。 その一方で、若手選手の活躍も光った。攻撃的な選手では、18歳のセネガルのFWムバイ(パリ・サンジェルマン)が鮮烈な印象を残した。1―3で敗れたフランスとの初戦、後半終了間際にエリア近くでパスを受けると、フェイントをかけてから縦に抜け出し、右足を振り抜いた。鋭いシュートを突き刺し、優勝候補に一矢報いるゴールを決めた。 この試合ではフランスのエースFWエムバペが2得点を決め、そちらに注目が集まったが、さらなる活躍を感じさせる得点だった。 イングランドのDFオライリー(マンチェスター・シティー)も堂々としたプレーを見せた。所属クラブで存在感を放つ21歳。初のW杯の舞台でも動じなかった。 左サイドバックとして先発したクロアチアとの初戦では、わずかなスペースをうまく使いながらボールをキープ。中央でパス回しに参加することもあり、その能力にチームが一目置いていることが伝わってきた。 出場チーム数が増えた影響で、決勝までの試合数は前回大会より1試合増えて8試合に。移動距離が長い過酷な環境で、より総合力が問われる。若手の台頭が鍵になる大会になりそうだ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人藤野隆晃スポーツ部専門・関心分野スポーツ、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする