三途の川の渡し賃、現世で活用して 住職の実践、葬儀での呼びかけ柳沼広幸印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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三途(さんず)の川の渡し賃とされる「六文銭(ろくもんせん)」(冥銭(めいせん))を棺(ひつぎ)に入れる習慣を改め、社会福祉に――。宮城県石巻市門脇町の浄土宗・西光寺の樋口伸生(しんしょう)住職(63)が、お金を冥土ではなく現世で役立てるよう提唱し、実践している。 仏教の葬儀では、故人を棺に納める時、冥土への旅で困らないようにと六文銭(冥土への旅銭)を副葬する習慣が伝わる地域がある。今のお金では数百円程度とされる。六文銭に代えて紙の散華に 樋口住職が葬儀で呼びかけるのは、出棺の時にハスの花びらとしてまく紙製の「散華」(3枚1セット)を100円で購入してもらい、六文銭の代わりに副葬すること。「遺族の悼む心が、社会に慈悲を生む力になる。故人も望んでいることと信じます」。そう説明し、賛同した遺族は散華を副葬する。1セットで約40円の利益があり、それを寄付にする。多めに寄付する遺族もいるという。 5月15日には、「散華六文銭」として集めた寄付金の贈呈式が西光寺であった。2025年3月から今年3月までに集まった22万4千円を、家庭内暴力(DV)被害者らの一時避難所(シェルター)などを運営する市内のNPO法人「やっぺす」に贈った。寄付は22年から続け、5回合わせた金額は100万円を超えた。DV被害者らのシェルターに寄付 寄付を受け取った「やっぺす」事務局長の高橋智恵さん(41)は「毎年、気にかけていただき、感謝している。シェルターを運営する家賃や人件費に充てたい。公的な支援だけでは維持できないので、民間の寄付はありがたい」と話した。昨年は31世帯37人がシェルターを利用したという。東日本大震災で次から次へと葬儀、感じたこと 西光寺がある門脇町は、11…この記事は有料記事です。残り322文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






