深掘り高橋尚之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

「見積書を見せてもらえますか?」 東京都稲城市にあるお寺、普門庵(ふもんあん)住職の見城宗忠さん(69)は喪主に呼びかけた。昨年11月、90代の檀家(だんか)の男性が亡くなり、自宅に枕経をあげにいった時のことだ。 この檀家は寺との関わりが薄く、連絡をもらった時はすでに、病院に紹介された葬儀社に依頼し、葬儀の場所も日程も決まった後だった。 葬儀の見積書を見ると、10人規模の家族葬にもかかわらず、総額(お布施を含まず)は約150万円。このうち、約90万円を占める「基本料金」に目がとまった。 基本料金の内訳について、「祭壇」「ドライアイス処置」など20近い項目が並んでいたが、細かい単価は書かれていない。中には「(葬儀参加者への)礼状50枚」「電光看板」など、家族葬には明らかに不要なものも含まれていた。式場も40人規模と過大で、30万円近い費用が記されていた。 喪主は「こんなにかかるの?」と当惑しつつ、「世話になった病院の紹介だし……」と価格交渉やキャンセルまでは考えていなかった。 見城さんは、そこに待ったをかけた。コロナ禍で様変わりした「令和のお葬式」のリアルを伝えるシリーズ。今回は、薄れつつある遺族とお寺の関係について。お寺との付き合いがない人はどうすればいいか、記事後半で専門家がアドバイスします 「価格交渉はできるし、ご遺…この記事は有料記事です。残り1962文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人高橋尚之デジタル企画報道部専門・関心分野ニュースの読まれ方、エネルギー、中小企業関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする