「親友の未来奪った」 結婚直前の友人失った重み 知床遊覧船裁判長谷川潤 角詠之 山本智之 中沢滋人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「きょうは区切りの日」。そう判決に臨んだ父親は何を思ったのか。無二の親友を失った26歳はどう感じたのか。26人が犠牲となった知床遊覧船事故の刑事裁判で17日、法定刑上限の禁錮5年の判決が出た。 判決を受け、家族を亡くした40代の男性は「法律で最長の禁錮5年でよかった。それでも短いとは思います」と話す。 事故直後に知床の海に足で触れたとき、冷たさを通り越して痛みを感じた。「僕だったら2、3分で気を失っていたと思う」。その衝撃は今も忘れられない。 長く桂田被告から謝罪もその申し出もなかった。事故直後に土下座で会見したときも第一声は「お騒がせしまして大変申し訳ございません」だった。「お騒がせしたことに謝った人が、何を謝り続けるんでしょうか」 判決は桂田被告について、「反省や謝罪の弁を述べるが、供述内容や供述態度に照らせば、自己の責任の重さを真摯(しんし)に受け止めているようには見受けられず、表面的だ」と断じた。 被告に長らく不誠実さを感じてきた男性は、「我々が思っていることが伝わった」と感じている。 「法定刑が5年というのは短いと思う。法律ができた当初はよかったのかもしれないが、厳罰化してもいいのではないでしょうか」 行方がわかっていない小柳宝大(みちお)さん(当時34)の父親は、「うちの息子は34歳6カ月で人生を断たれました。それ以降の人生を歩んでもらいたかったし、私も命の続く限り見届けたかった」 いつものように息子のスーツ、下着、靴を身につけ法廷に座った。一つだけ違ったのは、息子の船舶免許もポケットに忍ばせていたこと。 「今日は区切りの日なので」…この記事は有料記事です。残り1454文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人角詠之テレビ朝日(朝日新聞社から出向中)専門・関心分野運輸業界、事件事故、高校野球山本智之専任記者<海洋生物・水産>、釧路支局長専門・関心分野海洋生物、地球環境関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする