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南極の氷河の表面から底に水が流れ込んで、氷河が海に向かう動きを速めていることを、北海道大学などの研究チームが明らかにした。調査で氷河の底をのぞき見た際には、岩盤との隙間にくらすイソギンチャクなどの生き物も発見した。 論文が科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載された(https://doi.org/10.1038/s41467-026-72724-x)。 チームは南極地域観測隊として、南極の夏にあたる2021年12月~22年1月に東南極のラングホブデ氷河で調査した。内陸で降った雪が固まった氷が自らの重みによって、年に100メートルほどの速さで海に向かって押し出されている場所だ。厚い氷は、内陸側では岩盤の上にのっており、末端ではつながったまま「棚氷」として海面に浮いている。棚氷はその後、端から切り離されて氷山となる。氷河の動きが速まれば、切り離される氷が増えて南極の氷が減ることにつながる。厚い氷を「とけ水」は通り抜けるのか チームは、氷が岩盤の上にのっている場所で2本、棚氷部分で2本の穴を掘った。氷河の動きの速さや、氷の下の水圧などを調べた。 すると、雨や、気温の上昇に…