2026年6月17日 11時00分福宮智代印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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今年の夏も暑くなりそうだが、妊娠中の女性、とくに安定期とされる妊娠16~22週は強い暑さの影響をうけやすく、早産リスクが高くなるという。東京科学大の研究グループが約100万例の出産データを分析し、米医学誌に発表した。 これまでの研究でも、高温環境と妊婦の早産リスクに関連があると指摘されてきたが、妊娠中のどの時期が影響を受けやすいかは明らかになっていなかった。 早産は、妊娠22週0日から36週6日に生まれることをいう。5歳未満児の死因の主な一つで、新生児期の死亡リスクが高く、その後の長期的な健康にも影響が出ることがある。日本では約5.5%が早産で生まれている。98万6千件の出生データを分析 東京科学大学の寺田周平助教(公衆衛生学)らのチームは、2016年~20年の全国約98万6千例の出生データを分析。都道府県ごとに、週平均気温で上位10%に入る週を「高温週」と定義し、妊娠週数ごとに、高温週だったかどうかや、早産リスクの違いを調べた。 その結果、妊娠16~22週に高温週だった人は、そうでなかった人と比べて早産リスクが高かった。とくに妊娠19週が最も影響を受けやすく、早産のリスクが約1.16倍だった。 妊娠中期は、出産に備え、子宮の出口(子宮頸管(けいかん))が徐々に軟らかく短くなる。強い暑さによる炎症などの影響で、子宮出口の変化が早まり、早産リスクが高まる可能性があると、研究チームは見ている。 寺田助教は「暑さ対策はどの人にも大切だが、特に妊娠中期は、暑い時間帯の外出を控える、日傘をさす、水分をこまめにとる、冷房を使うなどできる対策をしてほしい」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする