深掘り会合で決まったアイスの値上げ 「原材料高騰」の口実の裏でカルテル長妻昭明印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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身近な食品である市販アイスで、大手メーカーによるカルテルの疑いが浮上した。各社は値上げの理由に原材料費の高騰などをそれぞれ挙げていたが、実際には、その起点になったのは、幹部らが顔を合わせた飲食店での会合だった。 「やむを得ず下記商品について価格改定を実施させていただきます」 2024年6月、ロッテはホームページなどでアイスとお菓子の卸売価格を改定すると発表した。市販用アイスの希望小売価格を同年9月から10~60円上げると説明。その理由として、物流費の上昇や原材料の高騰などを挙げた。 他の大手アイスメーカーも次々に市販用アイスの価格改定を発表した。江崎グリコは同年6月から、森永製菓と明治、森永乳業、赤城乳業の4社は同年9月から改定すると明らかにした。卸売価格は4~11%の上昇で、希望小売価格は10~50円の引き上げだった。 当時は円安が急速に進み、様々な分野で輸入する原材料やエネルギーなどのコストが上昇していた。賃上げの機運の高まりもあり、製造業では値上げが相次いだ。アイスメーカー各社が値上げを発表する際の資料でも、「エネルギー」「物流」「人件費」などのコストの上昇が強調された。 同様の理由付けでの値上げは、翌25年にも実施された。顔を合わせた各社の部長や課長 関係者によると、値上げのし…この記事は有料記事です。残り357文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする