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大量の水蒸気がまるで川のように上空に流れ込む「大気の川」が、ここ40年ほどで規模を強めていることが判明したと、筑波大学などの研究グループが発表した。全国で相次ぐ大規模水害の背景とみられ、地球温暖化のために川の勢いがさらに増していく恐れがあるという。 大気の川は、大量の水蒸気が赤道近くの低緯度から中緯度の地域に向かって流れ込む現象。一定以上の流量をもつ領域が、長さ2千キロ以上にわたる場合などにこの名が付けられる。 夏季に生じやすいとされ、岡山県や広島県などを中心に広域に被害をもたらした2018年の西日本豪雨や、熊本県の球磨川が氾濫(はんらん)するなどした20年の熊本豪雨などの際に、上空で大気の川が観測されている。 研究グループは、大気の川がどんな気圧配置のとき、どの程度の規模で発生しているのか、1981年から2022年までの衛星観測による気象データを機械学習の手法を用いて分析した。アマゾン川の2倍以上に匹敵 その結果、大気の川は日本の南に太平洋高気圧が張り出しているとき、そのへりに沿うようにして水蒸気が流れ込み、日本列島や朝鮮半島の上空で形成されやすいことがわかった。 このような気圧配置のもとでできた大気の川は、22年までの40年ほどの間に発生確率はおおむね5%増え、できた川による水蒸気の流量は8%ほど増えていた。 流量は川の領域によって差は…






