滝沢隆史印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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「自分の感受性くらい」などの作品で知られる詩人の茨木のり子(1926~2006)が、6月に生誕100年を迎えた。生まれは大阪だが、多感な思春期を愛知県西尾市で過ごしている。少女期の原体験が後年の詩作に与えた影響を考察し、茨木の原点を描き出すノンフィクションが出版された。 3月に出た「詩人茨木のり子の誕生 西尾の少女の物語」(風媒社)。幼少から西尾で育ち、敗戦を経験し、詩人として自立するまでの物語だ。 著者は、安城学園高(安城市)校長の熊谷誠人(まこと)さん(63)。元県立高の教諭で、40代のころに県史の編集に携わったのを機に、茨木の研究にのめり込んだ。これまでに6本の論文を名古屋大の研究誌に発表している。それらを軸に、著書にまとめた。 茨木は医師だった父親の転勤で、関西から引っ越してきた。6歳から西尾高等女学校を卒業するまでの約10年間、旧西尾町や旧吉良町(いずれも現西尾市)で暮らした。 熊谷さんは、少女期のころの西尾とのつながりが深いと考えられる10編の詩を取り上げた。茨木本人のエッセーやインタビューなどの資料と関係者への聞き取りから、詩の背後にある茨木の原体験を解き明かしていく。「わたしが一番きれい……」に埋め込まれた原体験とは 例えば、「わたしが一番きれ…この記事は有料記事です。残り513文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






