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アメリカ、メキシコ、カナダの3カ国共催となるワールドカップ(W杯)北中米大会が11日(日本時間12日)、開幕した。福島県川俣町では開幕直前の11日夜、スター選手のメッシを擁して大会連覇を狙うアルゼンチン代表の応援団「ファーナス・デ・アルヘンティーナ」が結成された。県北部にある人口1万人余りの川俣町が、なぜアルゼンチン代表を応援するのか。 「バモス! アルゼンティーナ!」(さあ、行こう!) 川俣町中央公民館であった結団式には、中南米の民族衣装姿の約60人が集まった。中にはギターなどの楽器を持った人の姿も。現地の音楽の一つ「フォルクローレ」を演奏しながら、子どもや大人たちはくるくると舞い踊り、アルゼンチン代表の健闘を祈った。 リーダーの斎藤寛幸さん(70)は「残念なことに世界のあちこちで紛争が起きているが、スポーツと音楽に国境はない。みんなで踊り、歌い、川俣から北中米まで応援を届けたい」とあいさつ。佐久間裕晴・町教育長も「日本とアルゼンチンで決勝を」と盛り上げた。 アルゼンチンとのつながりが生まれたきっかけは「音楽」だった。1975年、町在住の音楽家の故・長沼康光さんが、アルゼンチン・コスキン市で毎年開かれていたフォルクローレ音楽祭の日本版「コスキン・エン・ハポン」(日本のコスキン)を川俣町で開いた。 東京電力福島第一原発事故により町民の一部が避難を余儀なくされても音楽祭は続けられ、年を重ねるごとに現地との交流は深まった。町は2024年、コスキン市と姉妹都市になった。 サッカーW杯の応援は02年…