中国がフィリピン国防相に制裁 「誤った発言行った」 外務省発表2026年6月11日 23時20分(2026年6月12日 19時30分更新)北京=平賀拓哉 小早川遥平 マニラ=加藤あず佐印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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中国外務省は11日、フィリピンのテオドロ国防相や親族に対し、入国禁止や中国の組織との取引禁止などの制裁を科すと発表した。「中国に関する誤った発言を行い、中国側の正当な利益を損なった」としている。フィリピン国防相、日本の武器輸出期待 地対艦誘導弾は「有力候補」 外務省の林剣副報道局長は12日の会見で、テオドロ氏を「反中分子」とした上で、事態を放置すれば「最終的にフィリピン国民の利益を損なう」と述べた。 外務省報道官は2日にも「中国からの深刻な脅威に直面している」というテオドロ氏の発言について、「今後どのようにフィリピンを支援し続けることができるのか」と批判しており、物資の支援停止の可能性を示唆したとみられる。 一方、フィリピン外務省は11日に「制裁の発動は中国の主権的権限だが、フィリピンは二国間関係をさらに複雑化させる非友好的な行為とみなしている」という声明を発表した。 テオドロ氏は2007年から09年に当時のアロヨ政権下で国防相を務め、10年には大統領選挙にも立候補した。23年に国防相に再任し、南シナ海の領有権争いをめぐり、中国を「不法占拠者だ」と述べるなど、対中強硬姿勢をとってきた。フィリピンメディアによると、国内には次期大統領選挙の候補として期待する声もある。 テオドロ氏は、日本との安全保障協力も積極的に進める。5月31日には、訪問先のシンガポールで小泉進次郎防衛相と会談。海上自衛隊の「あぶくま」型護衛艦について、退役後に速やかにフィリピンへ輸出する方向で大筋合意していた。 中国には、制裁に絡めて「テオドロ氏が日本の『新型軍国主義』を公然と美化した」という論評を配信するメディアもあり、日本とフィリピンの連携を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。 テオドロ氏は12日に声明を出し、自身や家族に対する中国の制裁について「彼ら(中国)は、真実を語る者に対して、そうするのだ」と強調。「彼らが私たちの海域で犯している悪行に直面しても、私は自らの義務を果たし続け、我々の国を守り抜く」と述べた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人平賀拓哉中国総局専門・関心分野中国の政治・社会、日中関係、司法小早川遥平中国総局専門・関心分野中国社会、平和、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする