阿蘇火口内の事故ヘリ、熊本県警が引き上げへ 無人重機の遠隔操作で2026年6月12日 20時10分伊藤隆太郎 城戸康秀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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1月に発生した遊覧ヘリの墜落事故を巡り、熊本県阿蘇中岳第1火口に残された事故機体と搭乗者の引き上げ作業を熊本県警が担うことになった。県警は12日、「業務上過失致死の疑いを視野に入れた捜査の一環として、機体と搭乗者を確認する」として、7月末までの日程で作業を進める方針を明らかにした。 阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は同日、作業にあたる関係者に限って、火口周辺の立ち入り禁止区域への立ち入りを15日から7月末にかけて許可した。 同協議会は火口内への人の立ち入りは危険だとして認めておらず、作業は無人重機による遠隔操作で進められる。急勾配でも本体上部を水平に保てる重機をワイヤでつるし、遠隔操作で機体などを引き上げるという。県警は、千葉県の建設業者と今月4日に契約を結んだ。費用について、県警は4億4千万円としている。ヘリの運航会社には費用負担を求めない方針だ。 操縦士と台湾からの観光客計3人が乗る遊覧ヘリの事故は1月20日に発生。警察・消防はドローンなどで3人の姿を確認したが、火口内の火山ガスや崩れやすい地質のため、約1カ月後に人力による引き上げを断念した。その後も関係機関による機体引き上げ方法についての協議が続き、無人重機利用のほかに、ロープを使って人を下ろす案も出されていた。 一方、阿蘇くじゅう国立公園を管理する環境省は4月、ヘリ運航会社に引き上げを急ぐよう要請していた。阿蘇市によると、急斜面にある機体は事故後、約10メートルずり落ちたのが確認されている。4月以降は大きな変動はないが、県警は「状態は悪化しているとも予想できるので、作業を急ぐべきだと判断した」としている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人城戸康秀熊本総局員専門・関心分野地方自治と地方政治のあり方、災害と地域振興関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






