ストーリーオランダの体育に驚いた元教師 比べず恐れず、日本に持ち込んだ遊び岩佐友印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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日本サッカー考 オランダに学ぶ3 体育館で、子どもたちは思い思いの遊びに夢中になっていた。 4月上旬の夕方、長野県伊那市立伊那小学校。近隣の小学1~3年生約30人が集まっていた。 「オランダ体育運動教室伊那レッカーズ」の活動日だ。体育館は五つのブロックに区切られ、トランポリン、バスケットゴール、サッカーボールなどを使った遊びが行われていた。 子どもたちは順に回り、自由時間では、それぞれがやりたいプログラムの場へと走り出した。 教室の代表、安井隆さん(38)は言う。 「体を動かす楽しさをまず、感じてほしい」 安井さんは名古屋市の市立中学校で7年間、保健体育の教諭を務めた後、2020年から4年間、オランダ・ユトレヒトの小学校で体育教師として働いた。 「世界一子どもが幸せな国」とも言われるオランダで目にしたのは、日本の常識とは異なる光景だった。 子どもたちは少人数のグループに分かれ、鬼ごっこやバランス遊びなどに取り組む。複数の運動をローテーションで体験し、自分で決めることもできる。 日本のように一つの種目を全員が一斉に行うことは少なかった。他人と比較されたり、できないことで注目を浴びたりすることもない。 評価方法も違う。通知表に「1~5」や「A~C」といった成績はなく、教員がコメントを記すだけだった。 比較されない。自分で選ぶ。 その環境が、子どもたちを自然と運動へ向かわせていた。 この考え方を日本でも普及できないか。帰国後の24年12月、伊那市で運動教室を立ち上げた。年間で100種類以上の遊び オランダの遊びの一つに「カオスボール」というものがある。 相手が投げるボールから自分たちの陣地に立てた棒を守る。すべて倒されるか、中央の最も小さな棒が倒されると試合は終わる。 一見、ドッジボールに似てい…この記事は有料記事です。残り893文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人岩佐友スポーツ部専門・関心分野サッカー、バレーボール関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする