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6月11日(日本時間12日)からアメリカ、カナダ、メキシコで始まるサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会では、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(56)の言動が何かと話題に上る。 英語やフランス語、スペイン語など6カ国語をたくみに操るスイス出身の弁護士は、一体どんな人物なのか。 5月19日、米国のニューヨークにある国連本部では、W杯北中米大会の社会貢献に関する祝典が国連総会の議場で行われていた。 インファンティノ会長は審判員のシャツ姿で登壇。「サッカーでルールが必要なように、世界には規則や法律を守らせる人が大切だ」と述べると、その後はW杯の魅力を熱く語り続けた。 「いま世界はとてもつらく難しい状況にある。こんな時だからこそ、世界を一つにつなぐ、平和にする『言い訳』が必要です。W杯はその言い訳になれます。サッカーは人々を笑顔に、幸せな気持ちにさせる」 「それだけ注目されるからです。試合開始の笛が鳴ると90分間、世界中が立ち止まり、出身国・地域への思いから、人々はテレビなどの前で釘付けになる。犯罪者の行動すらも止めるのです」 その3日後には、国連本部の外で行われた別のW杯のイベントに出席し、外交官や国連関係者らにW杯をアピールした。 2015年に理事らの巨額汚職事件に揺れたFIFAを立て直したインファンティノ会長の「外交」関係は幅広い。国際通貨基金(IMF)や世界銀行、世界経済フォーラム(WEF)の会合にも姿を見せる。チケットも鉄道も…「天文学的」高騰のサッカーW杯 お金の行き先は そんな会長が近年、特に力を入れてきたのが、トランプ米大統領との関係づくりだった。 25年12月、米国のワシントンであったW杯抽選会でトランプ大統領にFIFA平和賞を贈ったシーンは記憶に新しい。 露骨なほどに、すり寄る意図は何なのか。 著書「The Ball is Round(ボールが丸い:サッカーの世界史)」で知られ、米ピッツアー大客員教授のデービッド・ゴールドブラット氏は、合理的な側面を挙げる。W杯トロフィー持ち込み、「MAGA」帽子かぶる 「会長として、FIFAの収…この記事は有料記事です。残り1238文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人遠田寛生スポーツ部専門・関心分野大リーグなどスポーツ全般、アンチドーピング関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする