ストーリー手話と話し言葉で紡ぐ愛の物語 ろう者の演劇アーティストが託す思い増田愛子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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手話と話し言葉、二つの言語で愛の物語を紡ぐ、英国スコットランド発の舞台「Love Beyond (Act of Remembrance)」が6月、日本で上演される。作者で、この舞台の主演も務めるろう者の演劇アーティスト、ラメシュ・メイヤッパンに書面でインタビューした。 主人公は、ケアホームで暮らし始めた耳の聞こえない男ハリー。手話の分からない看護師と、意思を通じ合えずにいる。やがて一人で過ごす彼の心に亡き妻との記憶がよみがえるが、一方で認知症が進行していく。 創作の出発点は「愛と死をテーマにした物語を書きたい」という思いだったと、メイヤッパン。緩和ケアを入り口に、認知症のろう者の経験について調べた。 そこで感じたのは、「コミュニケーションの手段というばかりではなく、ろう者としてのアイデンティティーに深く根ざしている手話を失うこと」が与える深刻な苦痛だった。 舞台では、手話のみ、あるいは音声のみで語られるセリフがある。でも、字幕は一切ない。ハリー、そして看護師のいらだち、両方を観客が体験できるようにした。 「これは、介護現場で日常的に経験されるリアルなストレスです。この作品がろう者の存在と、ろう者に対するケアの提供が検討され始める必要があることを気づかせる機会になることを願っています」 現在はスコットランドを拠点…この記事は有料記事です。残り517文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人増田愛子文化部|専任記者専門・関心分野歌舞伎、文楽、海外の演劇、公共劇場関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする