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性暴力によって、子どもたちには癒えない心の傷、いわゆるトラウマ(心的外傷)がもたらされる。その影響はさまざまな形で表れる。 年齢によっても異なるが、頭痛、腹痛、吐き気などの体調不良▽頻尿、おねしょ▽拒食や過食▽よく眠れない▽ペットをいじめる▽友だちと頻繁にトラブルを起こす▽落ち着きがない▽大人に反抗する▽リストカットなどの自傷行為を繰り返す▽自殺願望・自殺企図▽非行行為を繰り返す▽感情のコントロールができない▽ぼーっとしていることが多い▽極端な自己否定感をもつ▽性的な言動が目立つ――などさまざまだ。 専門家によると、こうした行動や様子が見られたら「困った子ども」という目で見るのではなく、「トラウマを抱えているのかもしれない」という視点が必要という。 性暴力を受けた子どもは、自分の性器を触ったり、ほかの人の性器を触ろうとしたりするなどのほか、年齢に不相応な性的な関心や行動をする「性化行動」をとることもある。性化行動は再被害を招きやすい。かつての加害者と同じ性別や年代の人に声をかけられたとたんに、意識や記憶を一時的に失う「解離」状態に陥り、無防備になって被害を受けたり、自分から近寄るような形で被害を受けたりすることもある。SNSで相手を探して関係を持つことも珍しくない。 被害を受けた子どもは、自分の身に起きたことを「被害」と認識することが難しい上、「人に知られてはいけない」などと思い、自分からは打ち明けられないことが多い。 子どもの行動や症状に気づいたら、児童相談所やワンストップ支援センター、精神科などに相談し、適切な対応をしていく必要がある。 また、被害を告白されたら、子どもの言葉を信じることが大切だ。ただし、その際に根掘り葉掘り聞かない。「よく話してくれたね」「話してくれてありがとう」と全面的に受け止め、専門機関につなげる。 打ち明けられた大人側がショックを受けることもあるが、否定したり、過小評価したり、なかったことにしたりすることは避けなくてはならない。子どもに安心感を与え、安心して安全に過ごせる環境を整えることが欠かせない。●「#8891」でワンストップ支援センターに 全国に設置されているのが、行政がかかわる「ワンストップ支援センター」。 男性の相談員を配置しているところや、医療費の公費負担制度を整えているところもあります。全国共通短縮ダイヤル「#8891」で最寄りのセンターにつながり、通話料無料で相談できます。 内閣府男女共同参画局のホームページでは、各センターの相談受付日時やメールアドレスなどを確認できます。また、内閣府のチャット相談「キュアタイム(https://curetime.jp)」では、毎日17~21時に相談を受け付けています。メールでの相談や、英語や中国語など10の言語にも対応しています。●男性らのための専門ダイヤル 神奈川県と大阪府は、男性らのための専門相談ダイヤルを設けています。 神奈川県:045・548・5666(毎週火曜16~20時、祝休日・年末年始を除く) 大阪府:06・4303・4011(月2回金曜日、16時半~20時)●デートDV・妊娠SOS、性的搾取など デートDVや妊娠、その他の悩みがある人や性的な盗撮や痴漢をされた人の相談を受けている団体もあります。◆デートDV110番(月~土 19~21時)050・3204・0404https://ddv110.org/(LINEでも相談できる)◆一般社団法人全国妊娠SOSネットワークhttps://zenninnet-sos.org/contact-list(全国の妊娠相談窓口一覧)◆NPO法人ぱっぷすhttps://paps.jppaps@paps-jp.org050・3177・5432(24時間)LINE:@paps◆一般社団法人社会的包摂サポートセンター よりそいホットラインhttps://www.since2011.net/0120・279・338(24時間)岩手・宮城・福島からは0120・279・226◆一般社団法人ゾエ・ジャパン(10代までの相談)0800・111・0115https://www.gozoe.jp/sodan