2026年6月7日 13時00分小林晴香印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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日本酒のおいしさを広く伝えようと、二つの品評会が広島県内で5月に開かれた。「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」(IWC)のSAKE(日本酒)部門と、国税庁の研究機関が主催する「全国新酒鑑評会」。地元広島からは、林酒造(呉市)の「三谷春」が双方で最高賞を獲得した。 IWCは1984年に英ロンドンで開かれたワインの審査会が始まり。SAKE部門は20回目で、過去最多の1738品が出品された。 各国の審査員が試飲し、純米酒や普通酒、古酒など11部門ごとに最高賞である「トロフィー」を決めた。日本酒に果汁を加えるなどしたフレーバー部門のトロフィーは、林酒造の「三谷春 梅酒 潤」。林英紀(ひでのり)社長(76)は「県産の酒米や梅を使い、オール広島にこだわった。口当たりが良く主張しすぎない香りが特徴」と話す。 この審査会の狙いは、日本酒の輸出拡大だ。日本酒の輸出額は2005年に約53億円だったが、25年には約459億円と約9倍に伸びている。ただ、国内消費量は減る一方だ。国税庁によると、ピーク時の1973年度の出荷数量は177万キロリットルだったが、2023年度は約39万キロリットルと約2割にとどまる。IWC「SAKE部門」のトロフィー【普通酒】大雪渓 上撰(長野)【本醸造】木曽路 本醸造 金紋錦(長野)【吟醸】渓流 吟醸(長野)【大吟醸】宮の雪 大吟醸 山田錦(三重)【純米酒】ちえびじん 純米酒(大分)【純米吟醸】天美 純米吟醸 蛍天(山口)【純米大吟醸】来福 純米大吟醸 愛山(茨城)【スパークリング】梵・プレミアムスパークリング(福井)【熟成酒】梵・天使のめざめ(福井)【古酒】渓流 大古酒(長野)【フレーバー】三谷春 梅酒 潤(広島) もう一つの全国新酒鑑評会は、国税庁の研究機関「酒類総合研究所」(広島県東広島市)が開いた。1911年に始まり今回で114回目。793品が出品され、金賞に217品が選ばれた。地元広島からは吟醸酒6品と純米酒1品が金賞を受賞した。 研究所によると、近年は醸造アルコールを加えない純米酒の出荷量が増えているという。20年前に出品された純米酒は全体の5%だったが、今年は5割近くを占めた。 研究所の品質・評価研究部門長、磯谷敦子さん(55)は「国内外問わず、キレがありスッキリした味の吟醸酒よりも、舌に味が残りやすい純米酒が好まれる傾向にあるようだ」と話す。新酒鑑評会で金賞に選ばれた広島県の酒桜吹雪=純米酒醉心誠鏡三谷春酒将 一代弥山亀齢芳華金紋 白牡丹有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






