インタビュー「日本酒の神」が太鼓判押す福島の酒、全国鑑評会で単独日本一なるか岡本進印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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毎年5月、福島が熱く盛り上がる日がやってくる。全国新酒鑑評会の結果発表だ。9連覇という偉業を成し遂げたあと、日本一から転落し、昨年、3年ぶりに返り咲いた。だが、酒どころの兵庫県と並ぶ同列1位だった。今年こそ、単独1位となるか。福島県酒造組合特別顧問で「日本酒の神」と言われ、NHKの「新プロジェクトX」にも登場する鈴木賢二さん(64)に手応えを聞いた。 ――ずばりうかがいます。今年の自信は。 「『自信あり』です。昨年の鑑評会の酒米は猛暑によって史上最高に硬かった。硬いと、米が溶けにくいので発酵が難しく、味が薄くなってしまう。でも、気象状況から予想ができ、県内の各蔵は、硬い米に対応した酒造りができ、日本一奪還につながりました」 ――どう対応したのですか。 「酒造りには大量の水を使います。配合する水の量を減らし、日本酒を搾る前の発酵段階の『もろみ』を濃くしたんです」 ――今回の酒米は。 「『昨年よりは米が溶ける』と予想し、各蔵に伝えました。ところが、溶ける米もあれば、溶けない米もあった。ばらつきがあり、こんなのは初めて。同じ地域でも田んぼごとに米の状態がばらけた」 ――水の配分量が酒のできばえを決める重要な要因なわけですね。そもそも、水を配合するというのは、どういう意味をもつ作業なんですか。 「米を糖化させ、発酵させることでアルコールが生じ、酒になります。そのために、必要な量の水を投入し、発酵の度合いを調整するんです」 ――どの蔵も作業は難しかっ…この記事は有料記事です。残り1037文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






