インタビュー編集委員・北野新太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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藤井聡太名人(23)=竜王・王位・棋聖・棋王・王将と合わせ六冠=に糸谷哲郎九段(37)が挑戦している第84期将棋名人戦七番勝負第4局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ特別協賛、大阪府高槻市など地元共催)が16日夕方、高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で封じ手時刻を迎え、対局1日目を終えた。3連勝の名人がストレート防衛を果たすか、挑戦者が反撃の1勝を挙げるかの一局は17日に指し継がれる。 立会人を務める桐山清澄九段(78)は1981年の名人挑戦者でもある。当時8連覇中の中原誠名人(現十六世名人、78)に挑み、1勝4敗で敗退した。当代の大名人に関西の実力者が挑み、黒星を先行させながらも奮闘する、という構図は今期七番勝負とも重なっている。 タイトル獲得通算4期、A級在位通算14期。多くの功績を残して2022年に現役を終えた棋士が語る45年前の記憶は。藤井聡太名人、糸谷哲郎九段に聞いた 将棋における「闘志」「性差」 挑戦者が初戦から3連敗という状況は、私の時と全く同じですね。名人戦は四段(新人棋士)になった時の目標でしたし、長男が生まれたばかりでもあった私は、勝ちたい、と思いました。 中原さんは同い年で四段昇段も同時期でしたけど、超特急で名人まで駆け上がった中原さんと、何年も何年もかけてA級に上がり、さらに何年もかけてようやく名人挑戦者になることのできた自分とは全く違います。挑戦の時点で「ちょっと、自分としてはやれたなあ」と思ったものです。大山先生(大山康晴十五世名人)、加藤さん(加藤一二三九段)、米長さん(米長邦雄永世棋聖)が「特A級」の3人と言われていて、自分は並のA級でしかなかったので。 今でも覚えているのは、第3…この記事は有料記事です。残り1133文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人北野新太文化部|囲碁将棋担当専門・関心分野囲碁将棋関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする