2026年6月6日 11時15分村上潤治印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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【神奈川】逗子市は4日、2025年11月に亡くなった女性の遺言で、土砂災害防止対策などに使ってほしいと、女性から1億7903万円の遺贈寄付を受けたと発表した。 遺贈したのは89歳で亡くなった川上米子さん。遺言執行者の小保内洋子・司法書士によると、川上さんは、20年2月に市内で通行中の女子高校生(当時18)がマンション敷地の斜面から崩れ落ちてきた土砂に巻き込まれて亡くなった事故を気にかけていた。「あんなに悲しい事故は起きてほしくない。崖崩れ防止に遺産を使ってほしい」と話し、すべての遺産の寄付を遺言に明記したという。 市は、別の場所で20年6~7月に発生した崖崩れの進行を防ぐための対策費や避難所の備蓄品整備に活用する。 川上さんは専業主婦で、大学理事だった夫と会社員の娘と市内で3人で暮らしていた。2人に先立たれ、晩年は横須賀市の施設に入っていた。川上さんを知る逗子市内の美容室経営者は「いつもニコニコして優しい人だった」と話す。地元パン店のアップルパイが好きだったという。 遺贈寄付制度は、生前に作成した遺言書などで死後に遺産を自治体などに寄付するもの。桐ケ谷覚市長から川上さんあての感謝状を受け取った小保内氏は「川上さんの遺志を実現できてうれしく思う」と話した。 逗子市内には急傾斜地が多く、急傾斜地法に基づく急傾斜地崩壊危険区域が70区域ある。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






