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生きたままのマウスの脳を、0.5ミリの細かな構造まで見ることに成功したと量子科学技術研究開発機構(QST)のチームが発表した。陽電子放射断層撮影(PET)装置での世界最高の性能で、がんや認知症の早期診断などへの応用が期待できるという。開発したPET装置のセンサー=東京都千代田区、杉浦奈実撮影 論文は5日、専門誌に掲載された(https://doi.org/10.2967/jnumed.125.271600)。 PETは、体内の放射性薬剤の分布を立体的に可視化する技術だ。病気に関わる分子にくっつく薬剤を注射してから撮影することで、がんなどを見つけることができる。医療現場で広く使われているが、X線を使ったCTなどに比べ、現行のPETは解像度が4ミリ程度と粗いという特徴があった。 チームは、検出器にあるセンサーを1層から3層に増やした。薬剤からの放射線を捉えやすくなり、わずかな放射線からより細かい画像の投影を可能にした。センサーに使われる結晶の厚さの調整や、検出した信号を伝える回路など改良を重ねたという。「臨床用に応用も」従来の小動物用PET装置で撮影したマウスの頭部=QST提供開発したPET装置で撮影したマウスの頭部。脳の構造がわかる=QST提供 QSTの山谷泰賀・イメージ…









