家庭菜園から直送の味濃い野菜に「幸せ感」 生命科学者、畑にハマる西江拓矢印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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大阪大名誉教授、仲野徹さん(69)が、定年退職後、大阪市内で家庭菜園を始めた。病気の発生メカニズムを解明する病理学の専門家で、野菜作りは全くの素人だったが、魅力にはまり、エッセーを出版するまでになった。 この春、出版したのは「生命科学者、定年後に畑にハマる 実践・知的菜産の技術」(幻冬舎、税込み1980円)。野菜作りは知的な驚きと学びに満ちていることや、収穫したての野菜のおいしさなどについて、つづっている。 生命科学者の仲野さんは2022年に阪大を退職した。商店街に近い大阪市内の自宅の裏には、かつて母親がほそぼそと野菜を作っていた畑があった。長らく放置され、雑草が茂っていた。義太夫語りや辺境旅行など多趣味で、「新しいことを始めるのが趣味」という仲野さん。 「定年後は晴耕雨読ですわ」と、ちょっとかっこよく言ってみたいというあこがれもあり、栽培を始めた。 ミニジャングルと化した雑草を刈り、クワなどの道具をそろえ、土に堆肥(たいひ)を入れた。知らないことばかりで、新鮮だった。どこに何の野菜を植えるか、次にどんな作業が必要か。水はどれだけやればいいのか、肥料はどうする――。 本で調べ、あれこれ考えながら試行錯誤する体験が、研究者になりたての20代の頃と同じようで、心が躍ったという。育てた野菜は数十種類に トマト、ナスやキュウリ、ト…この記事は有料記事です。残り837文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする