インタビュー聞き手・伊沢健司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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イラン情勢の混迷が2月末から続いているにもかかわらず、「有事の金」とも呼ばれる金(ゴールド)の価格は落ち着いている。国内の金1グラムの店頭小売価格が3月2日に史上最高値の3万円超となったが、最近は2万5000円台で推移する。楽天証券経済研究所の吉田哲・コモディティアナリストに、複雑に絡み合う価格決定の要因を読み解いてもらった。金高騰の裏に「三つの理由」 イラン緊迫「有事買い」で最高値更新日銀総裁が講演 中東情勢「不透明な状況」続いても、利上げの可能性 ――国内の指標とされる田中貴金属工業の店頭小売価格(税込み)は、米国とイスラエルによるイラン攻撃の直後の3月2日に最高値の3万0305円をつけたが、その後3週間ほどで2万4000円台まで急落した。 「世界の指標である米ドル建ての金価格は、基軸通貨であるドルの影響を受ける。ドル高になれば下がりドル安になれば上がるのが基本だ。3月中旬は原油高による米国のインフレ(物価上昇)懸念が高まったタイミングだった。利下げを続けるとみられていた米国が、インフレ退治のため、逆に利上げにすら動くのではとの見方が広がった。利下げ観測の後退はドル高につながり、金にとっては大きな下落圧力になった」有事はドルか金か 「主要な通貨に対する総合的なドルの強さを示す『ドル指数』も高い水準だった。戦争や経済危機のときに避難先として基軸通貨のドルを買う『有事のドル買い』だ。これもドル高・金安に影響した」 ――安全資産とされる金も「有事の金買い」と言われるが、その見方は過去のものになったのか。 「そうではない。『有事の金…この記事は有料記事です。残り1129文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人伊沢健司経済部|金融担当専門・関心分野金融、原発・エネルギー政策、半導体関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








