日本人観光客が「京都離れ」してる?してない? データが示す実態は2026年6月4日 8時00分日比野容子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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観光地の混雑を嫌い、日本人の「京都離れ」が起きているのか。データからうかがえる、その実態は――。 京都商工会議所はソフトバンクの携帯電話約3千万台の位置情報を用い、京都駅周辺や嵐山、祇園・八坂神社周辺など12カ所で、2021年7月から25年11月までの国内観光客の動きを1カ月単位で分析した。万博効果あった? インバウンド(訪日外国人客)が回復した24年3月から25年4月までは前年同月比でマイナスが続いたものの、25年5月以降はプラスに転じ、日本人の京都離れが回復傾向にあるという。 分析を担当した長崎大学情報データ科学部の一藤裕・准教授は「大阪・関西万博へ行くついでに京都へというのが一番の理由。もう一つは、京都に行きたくても行けなかった状態が続いていた反動が起きた」とみる。「リピーター」は減少傾向 一方で京都市観光協会は、京都離れは依然として続いているとしている。21年からauのスマホ数百万台のGPS情報をもとに人流データを分析。市内39地点の来街者を示す指数は、23~24年の平均値を100とすると、25年は94.2だった。京北、百万遍、哲学の道など9地点は増えたものの、残り30地点は減っていた。 日本人の京都離れについては、京都市も危機感を抱いている。観光MICE推進室の担当者は「われわれが重視しているのは日本人のリピーター率。近年は残念ながら減少傾向にある」と語る。 日本人観光客のうち生涯に10回以上京都を訪れる人が、15年には62%を占めていたが、24年には53%に減った。 そこで、この割合を65%に引き上げることを、今春定めた向こう5年間の「京都観光・MICE振興計画2030」で目標に掲げた。「野心的な目標だが、近隣自治体と協力して観光の分散化を進めるなどして取り組んでいく」という。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人日比野容子京都総局|経済(京都・滋賀)専門・関心分野オーバーツーリズム、鉄道・交通政策、歴史文化、医療・介護、クラシック音楽、スキー、料理、欧州など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする