和歌山県串本町に返還された遺品を見る(右から)トゥファン・トゥランルさん、田嶋勝正町長、今津節生学長=2026年5月29日、同町サンゴ台、菊地洋行撮影

[PR]

明治時代に台風に遭い、紀伊半島沖で沈没したオスマントルコの軍艦エルトゥールル号の水中遺品について、奈良大学(奈良市)によって保存処理が終わった131点が5月29日、和歌山県串本町に返還された。奈良大からの遺品返還は初めて。 内訳は、滑車ブロックや目録が作られた重要な遺品計33点と、目録のない細かな破片98点。滑車ブロックなどは同町樫野のトルコ記念館に展示された。 エルトゥールル号は1890年9月、親善使節の任を終えて帰途についたが、串本町の紀伊大島・樫野崎沖で座礁。浸水で機関が爆発して沈没した。500人以上の死者が出たが、地元住民が暴風雨の中で69人を救助し、日本とトルコの友好を深めるきっかけとなった。 100年以上たった2007…