ストーリー「君をのせて」をもう一度 半身まひになった歌手、家族と願う復活南宏美印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「君をのせて」や「となりのトトロ」などの楽曲で知られる歌手の井上あずみさん(60)は2023年8月、デビュー40周年記念コンサートの開演直前に脳出血で倒れた。約2週間後、まひが残った左半身の本格的なリハビリのため、手術を受けた病院から原宿リハビリテーション病院(東京都渋谷区)に転院した。 もう歌えないかもしれない。手術後すぐ、体が思うように動かなかったときは絶望するような気持ちになった。【前編】「もう歌えない」舞台で倒れたジブリの歌手 井上あずみさんと脳出血 しばらくして、「あー」と声を出してみた。声は脳出血で倒れる前と変わっていなかった。「よかった。声帯は無事。いつか歌えるようになる」。少し希望を持てるようになっていた。 ただ、栄養は鼻に通した管からとって尿は管で出していた。身の回りのすべてに介助が必要だった。脳出血の後遺症である高次脳機能障害の症状もあった。物事に集中する、新しいことを覚える、計画的に行動する、といったことはほぼできなかった。「復活」に向けて始まった病室での歌のレッスン リハビリの方針を話し合う病院側との最初の面談で、夫の今尾公祐さん(56)は「声を復活させたい。退院するときには歩けるようになってほしい」と希望した。 面談の結果、立ったり歩いた…この記事は有料記事です。残り2661文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人南宏美くらし科学医療部専門・関心分野医療・健康、地域医療関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする