ストーリー藤谷和広印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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神戸市に「オッサンズ珈琲KOBE」というカフェがある。マスターは脳梗塞(こうそく)の後遺症で高次脳機能障害になった友村一紀(かずのり)さん(55)。仕事を失い、家では家族にあたってしまう。そんな「おっさん」が妻の朱美(あけみ)さん(56)と始めた店は、当事者が安心して過ごせる場所になっている。出張先のドイツで異変、翌年起きた事件 一紀さんの体に異変が生じたのは2016年のことだ。外国船に無線機やGPSなどの航海機器を取り付ける仕事をしていた。単身赴任で長崎に滞在し、ドイツに渡って納品。打ち上げの支払いをしようとクレジットカードを出したとき、意識を失った。同僚らに担がれて店の外へ。病院には行かず、ホテルに帰って寝たら回復したので、ストレスと疲れが原因だろうと考えていた。 だが、帰国後も何かおかしい。運転中にどこを走っているのかわからなくなったり、目の焦点が合わなくなったり。頭痛やめまいがひどく、疲れやすくなった。 それでも仕事は続けていたが、17年6月、ある事件が起きる。 夕食の準備で鶏肉を焼く朱美…この記事は有料記事です。残り2237文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人藤谷和広くらし科学医療部|医療、災害専門・関心分野民主主義関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする