経済財政諮問会議終了後、取材に応じる植田和男日銀総裁=2026年5月22日午後6時54分、首相官邸、岩下毅撮影

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日本銀行の植田和男総裁は3日、東京都内での講演で、中東情勢の「不透明な状況」が続いたとしても、利上げする可能性があるとの認識を示した。経済が悪くなるリスクよりも、物価の上昇リスクの方が高いと判断されれば、「利上げの是非についてしっかりと議論する必要がある」との考えを示した。 日銀は、今月15、16日の金融政策決定会合で、政策金利を現状の0.75%程度から、1.0%程度に引き上げるかどうかを議論する。引き上げを決めれば、1996年9月以来約30年ぶりの高水準となる。中東情勢の混乱などを受け、物価上昇圧力が高まることを警戒している。 日銀は2024年3月、11年にわたって続けてきた大規模な金融緩和策の転換を決定。その後、昨年12月まで計3回の追加利上げを決めてきた。【利上げか見送りか…三つのポイント】