経済財政諮問会議で、高市早苗首相の発言を聞く植田和男日銀総裁=2026年5月22日午後6時47分、首相官邸、岩下毅撮影

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日本銀行は、15、16日の金融政策決定会合で利上げに踏み切る公算が大きい。利上げ判断の鍵を握るのは、混迷する中東情勢が物価と経済に与える影響をどうみるか。日銀の植田和男総裁のこれまでの発言をたどると、利上げを見送った前回4月会合からの変化が浮かび上がる。日銀、6月会合で利上げの公算大 31年ぶり政策金利1.0%程度へ 追加利上げを見送った4月28日の決定会合後の記者会見。中東情勢は物価上昇と景気悪化のどちらをより強く引き起こす可能性が高いのか、という最大の論点について、植田氏は「現時点ではその持続性や両者の関係などについて評価が難しい」と、明言を避けた。 そのうえで、「現在ただちに利上げで対応するまでの緊急度はないとの判断だった」と利上げを回避した理由を説明した。発言一変、その真意は? それからおよそ1カ月。6月3日の東京都内での講演で、植田氏の発言は一変した。講演する日本銀行の植田和男総裁=2026年6月3日午後6時12分、東京都千代田区、笹井継夫撮影 「全体として物価上ぶれリス…