原発被災地の福島・双葉町に新ホテル開業 予約は低調、先行きは?大月規義 野間あり葉印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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福島県双葉町の太平洋を望む地域に、日常生活から離れてくつろぐ「リトリート型ホテル」が6月1日、開業した。4キロ南には東京電力福島第一原発があり、15年前には東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た場所だ。地元の関心を集める一方で、6月の予約率は30%強にとどまり、先行きには不透明感が漂う。 ホテルの名称は「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」。再生、再会、再訪の意味が込められている。大和ハウスグループが建設し、運営も担う。施設は5階建てで客室は98ある。建設や設備購入に要した事業費50億円のうち、半分強の26億円は復興の補助金が充てられた。 立地する双葉町中野地区は、原発事故で「避難指示解除準備区域」に指定されたが、2020年3月に解除された。ホテルの近くには、東日本大震災・原子力災害伝承館や県復興祈念公園がある。 従業員は60人ほどで、このうち県沿岸の浜通りの人たちが6割を占める。制服や客室のタオルは、双葉町に立地した工場の製品を使い、レストランの食材も地元産にこだわっている。 ホテルの売りは最上階のスパから望む太平洋の眺めと、330席が設けられ「相馬双葉地域で最大」というカンファレンスルーム(会議室)だ。6月には国際会議も予定されているという。 開業を目前に控えた5月27日、地元の人たちにランチが振る舞われた。「双葉には泊まる場所が少なかったから、交流人口の拡大につながればいい」。町に移住してきた50代の女性はそう期待を込めた。 だが、出だしの予約状況は低…この記事は有料記事です。残り886文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする