組織ぐるみのパー券購入、知事「職員に忖度の澱」 福岡県が調査報告 安部このみ印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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福岡県職員の互助会「部課長会」が県議会議長らの政治資金パーティー券を組織的に購入していた問題で、県は1日、実態調査の中間結果を公表した。「地方公務員法や政治資金規正法に抵触する事実は無かった」と結論づけたが、「疑念を抱かせざるを得ない状況」として対応の改善を求める通知を出した。 会見で結果について説明した服部誠太郎知事はこう述べた。「数十年間にわたる長い間で、県と県議会との間にはいろいろな時代や状況があり、職員の間に忖度(そんたく)や不安が澱(おり)のように根付いている。変える第一歩がこれ(通知)だと思っている」組織的にパー券購入・議員にあまおう贈呈 県職員が漏らす忖度の空気1年で2千万円の海外視察「成果の説明困難」 福岡県議会、透明性は 福岡県庁は部ごとに部課長会があり、課長級以上の職員のほぼ全員が加入。毎月、給与から数千円程度を天引きし、歓送迎会や慶弔費などのために積み立てていた。 県議会議長・副議長の就任祝いなどの政治資金パーティーについては、部課長会の担当者がパーティー券を一括購入し、議長・副議長側の口座に振り込んでいた。昨年7月以降は職員が各自で購入する形にしたが、部課長会の積立金で全額から半額を補助していた。 この日公表したのは、4月20日~5月8日に実施した調査結果。2025年度までの過去10年に総務部の部課長会に加入していた職員のうち、現在も県職員として在籍している75人(部長と課長が計23人、副課長ら43人、事務担当9人)への聞き取りを実施した。 参加理由については参加した23人中15人が「慣例」と回答。「行かないことで議会との関係がうまくいかなくなるのではないか」という忖度や配慮があったと答えた職員も5人いた。違法性は「なかった」 また、副課長ら43人のうち約6割(27人)は、部課長会の積立金がパーティー券購入に使われていたこと自体を知らなかったという。 政治資金パーティーへの参加は、①指揮命令系統の上位の職員による強制がなかった②(組織的な購入は)特定の政治団体を支持する目的ではなく、参加者の負担軽減が目的だった③反対の意思表示を明示した職員がいなかった――ことから、「地方公務員法や政治資金規正法に抵触する事実は無かった」とした。県の顧問弁護士にも確認を取ったという。 一方で、「外形的には抵触するおそれがあるとの疑念を抱かせざるを得ない状況」だったとして、地位を利用して政治資金パーティーへの参加は求めない▽職員が組織する親睦団体などからの寄付や補助は慎む、などの対応を求める総務部長通知を1日付で出した。職員のパーティー参加自粛などは求めなかった。職員の相談窓口を設置 議会への忖度も背景にうかが…この記事は有料記事です。残り580文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする